レンズの厚み

お子様のメガネに使うレンズを選択されるときに、度数が弱い場合には、特に屈折率が高いものを選ぶ必要性はないのですが、遠視系でも近視系でも、中等度以上になりますと、同じ度数でも屈折率の違いによって、レンズの厚さがけっこう変わってきまして、外見上の違いや、重さの違いが生じたりします。

そこで、この項では、近視系と遠視系にわけて、レンズの厚みについて説明をします。


(1)近視系の場合
お子様のメガネにおいては、成人用のメガネに比べて玉型サイズが小さいですから、中等度以上の近視の場合でも、レンズの厚味はさほどではありません。

しかし、少し強度になりますと正面斜め方向から見ますと、ウズが出ますので、それを友達などが見て「ウズマキぐるぐる」だとか「びん底」だとか言うと、言われた方は心に傷がつきかねません。

ですので、なるべくなら、ウズが目立たないメガネにしたいものです。


その場合に、本会の会員店ではその枠でその度数であれば、レンズの一番厚い縁(コバ)厚は何ミリになるか?ということを、屈折率ごとに予測計算して申し上げ、その厚みの実物見本をお見せし、どの屈折率のレンズになさるかを選んでいただきます。

その場合、参考までにお客様の現在使用のメガネの縁厚がどれだけなのかということを測定することも多いのですが、セル枠の場合には、レンズの縁がメガネのリで隠れるので、専用の厚み測定器がないと測定はできません。

本会の会員のうち、下記のリストに挙げてある店は、厚みの実物見本も、測定器も、両方を用意しています。


(2)遠視系の場合
遠視の場合は、度数が強くなりますと、レンズの中心厚が厚くなって外見上「いかにも度が強い」という印象を持たれてしまいます。

しかし、できれば、かわいいお子様が、友達から、メガネの度の強さに対して、からかわれたりすることがないようにしたいものです。

度数が同じでも、屈折率の高いレンズほど厚みを薄くできるのですが、そういうレンズは価格が多少高くなります。

そこで、その枠にその度数でメガネを作った場合、レンズの中心厚が何ミリになるのか?ということをレンズの屈折率ごとにいくつかのレンズで予測計算し、その厚みを見本でお見せするということと、そして、現在ご使用の遠視のメガネがあれば、参考までにそのレンズの中心の厚さがどれだけなのか、ということを測定器で測定する……

ということを、本会の会員店のうち、下記のリストに入っている店においては実行しております。

東京   マリコ眼鏡店
東京   視力相談室アイランド
神奈川  メガネの一心堂
山梨   充之多メガネ
茨城   メガネのトーキョードー

静岡   メガネのオガワ
愛知   賞月堂 一宮店

大阪   アイトピア
京都   京都メガネ館 本店
京都   京都メガネ館 長岡店

高知   メガネのハマヤ




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