お断り
眼鏡技術倶楽部は、
2016年1月を以って、その活動を終了いたしました。
なお、下記の文責につきましては、
引き続き、大阪の「メガネのアイトピア」が負っております。
全国の熱心で優秀な眼鏡技術者が数十名、 毎日眼鏡技術のことを中心に いろんな話題で話をしているML(メーリングリスト)が 眼鏡技術倶楽部です。 |
![]() この倶楽部の会員は、みなハイレベルの眼鏡技術者なのですが、
それでもより高度な技術を勉強するために、 このMLでメールを交わしているわけです。 メガネのユーザーのかたで、 しっかりした技術の裏付けのあるメガネを作ってほしいと 思っておられるかたは多いのですが、 では、どこでそういうメガネを作れるのか、 となると、なかなかそう簡単にはわかりません。 その一つの判断要素として、 私が公開している下記のホームページを見て いただいてもよいかもしれません。 http://www.ggm.jp/sp/ しかし、これだけでは、具体的にどの店に行ったら よいのかということはわかりません。 それで次に、 |
![]() ●「我々の倶楽部のメンバーが居る店」というのが一つの選択肢になります。 というのは、普通は、ある店でメガネを作って なにか不満があって、そこに相談をしたが、 らちがあかない、という場合、 たとえば、消費者センターに駆け込むという こともできるのですが、それで解決するとは限りません。 それで、もしユーザーのかたが、我々のメンバーの店に行かれて、 その結果としてうまくいかなかった、ということがあれば、 我々の倶楽部の相談窓口に相談をかけていただいたら、 倶楽部の世話人が、その当該メンバーに、事情を聞いて、 なんとか善処できないのかどうか、話し合いをします。 それに関連して、予め知っておいて、いただきたいことが いくつかありますので、それを下記に書きだしてみます。 |
![]() ●たとえば、時計とか測定器とか、 同じ物を作る技術者であれば、 常に誤差をこれこれの範囲内で作れる名人、 というのはいるでしょう。 メガネの枠の製造などでも、すばらしく良い仕上げにできる 職人の名人、というのはあり得ます。 しかし、メガネ店での個人対応の眼鏡調製において、絶対の名人、 常に誰にでも、お客さんが100%満足できるメガネを調製できる 名人、という人は、この世には存在しません。 なぜなら、その評価は、全部別々の人間、それぞれ異なった 条件や感覚を持つ人間が、自身の主観でなすものであり、 しかもその調製者は、人間であって、神様ではないからです。 それは、どんな病気でも怪我でも必ず治せる神様のような医師、 というのが存在しないのと同じことです。 ●ただし、平均的な眼鏡技術者よりも、成功率が高い眼鏡技術者 というのは存在します。 専門知識が確かで経験が豊富で常に向上心を持って努力している という眼鏡技術者なら、お客様にご満足いただけるメガネを提供できる 確率が高くなります。 ●(社)日本眼鏡技術者協会が認定した眼鏡士というのがあって、 この倶楽部のメンバーのなかにも、そういう人もいますし、倶楽部の メンバーであっても、眼鏡士ではない人もいます。 ●認定眼鏡士は、全体を見れば、そうでない眼鏡技術者(メガネ販売員) の全体的な平均よりも、知識や技術レベルは高いと想像できますが、 眼鏡士の中でもピンからキリまでいますし、眼鏡士でない人でも、やはりピンからキリまでいます。 |
![]() ●ですので、眼鏡士であることは、ひとつの参考にはなりますが、 ただし、眼鏡士に作ってもらったメガネが巧く見えない、とかいった 場合に、それを協会に相談をかけたとして、協会がどこまでそれに 対して親身になって中に入ってくれるかは、わかりません。 ●協会の公式HPには、その種の相談を歓迎するということは、 書かれていませんので、おそらくそういうことにはあまり熱心に 取り組んでくれないのではないのでしょうか。 ●ある眼鏡技術者が、どれだけのレベルの技術者であるかという ことは、眼鏡士であるかどうかということや、眼鏡学校を卒業しているか どうかということや、経験年数がどれだけあるのか、ということでは、 確実なことはわかりませんが、 一つの参考になることがあります。 ●それは、その店がホームページを持っていたとすれば、 技術的なことについて、詳しく書いてあるかどうか、 ということです。 もし、そのホームページに、技術について具体的に 何も触れられていないのであれば、 その店にいる眼鏡技術者は、調製技術について、 いったい何を考えているのかな、と私は思ってしまいます。 ●その他には、この倶楽部の会員の店でメガネを作れば 少しは安心、ということが言えるでしょう。 なぜなら、うまくいかなかった場合に、ユーザーから 会に相談をかけていただければ、会の世話人が、 その会員に対して、そのユーザーに対して調製した メガネについて、ユーザーとその技術者の中に 入って事情を聞いてくれる、ということがあるからです。 ●そして、それにより効果的な善後策がとられて、そのユーザーの不満が 解消するかもしれませんし、あるいは、対処しようがない不満 なので、どうにもできない、ということになるかもしれません。 ●それはどうなるかわかりませんが、そういう対処を会の世話人が してくれるということによる安心感はあると思います。 |