近視(Myopia)

平行光線が無調節状態の眼に入ったとき、網膜の前方に像を結ぶか、または眼前有限距離にある点から発散する光線が網膜上に結像する眼の屈折状態
                所敬・金井淳 『現代の眼科学』 金原出版

正視であればはっきり見えるはずの遠方物体が、


近視眼では、ぼやけて見にくい状態になってしまいます。



近視は構造的に下記の2つに分類されますが、どちらのタイプなのかを明確に判断するのは難しく、両方のタイプが複合した近視も多いようです。

眼軸(角膜表面から網膜まで)が通常より長いため近視になる「軸性近視」


眼軸の長さは正常でも、角膜や水晶体の屈折力が強すぎて近視になる「屈折性近視」



近視の場合、無限遠方の物体はぼやけてしまいますが、ある程度まで物体が近づいてくると、はっきり見えるようになる距離があります。
これを「遠点」と呼び、これは近視の度数によって異なります。


近視を矯正するためには、レンズの中央が薄くて、縁が厚くなる、「マイナスレンズ(凹レンズ)」を使用します。




※このページの記述の一部は、子供メガネ研究会会員店の「メガネの一心堂」ホームページより転載させていただいております。



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