度数は右眼、左眼、それぞれ別々に示されます。
左右の度数がまったく同じであるのが正常というわけではありません。
大なり小なり、左右異なる度数の人が大多数を占めるはずです。
度数は通常0.25刻みで、D(Diopter: ディオプター)という単位で表されます。
度数がない状態のときは「0.00」「平面」「PLANO」などと表記されます。
① ここでは FOR DISTANCE となっていますが、「遠用」と書かれているものもあります。
遠くを見るために必要な度数ですが、ある程度の年齢までは近いところも問題なく見ることができます。
② ここでは FOR READING となっていますが、「近用」と書かれているものもあります。
近くを見るために必要な度数です。どの距離で、ものを見たいのかによって、度数は変わってきます。
③ P.D. とは "Pupilallary Distance" の略です。「瞳孔(間)距離」と書かれているものもあります。
遠く用と近く用では値が異なることがほとんどです。単位はmmが一般的です。
ここに記された距離と左右のレンズ中心間距離とが一致するようにメガネを調製します。
④~⑥の値が、俗にいう「度数」とご理解ください。"R"が右眼、"L"が左眼の度数です。
⑦⑧は「度数」という表現が適切かどうか微妙なところですが、必要がなければ空欄になります。
④ SPH. は "Sphere" の略です。「S」あるいは「球面(レンズ)」と書かれているものもあります。
数字の前に「-」や「凹」がついていれば「近視系」、「+」や「凸」がついていれば「遠視系」であることを表しています。
ただし、乱視の度数によっては、近視と遠視のミックス(混合乱視)という、ちょっとわかりづらい状態の場合もあります。
もし、この欄に「-1.00D」と記載されていて、右隣の CYL欄が空欄なら、度数は0.25D 刻みが一般的なので、「4段階の近視」ということになります。
⑤ CYL. は "Cylinder" の略です。「C」とか「円柱(レンズ)」と書かれているものもあります。
これが「乱視」の度数を表しています。数字の前の符号は「-」か「凹」が多いですが、「+」 や「凸」の場合もあります。この符号の意味合いについての解説は省きますが、この欄に数値が書き込まれていたら「おっ、乱視があるぞ」とご理解ください。
⑥ 「AX」とか「(円柱)軸」と書かれているものもあります。
これは「どの方向に乱視の度数を合わせればよいか」を表しています。0から180までの角度で記されます。乱視というのは、方向によって度数が異なる状態です。乱視の度数だけわかっていても、この⑥の値がわからないとメガネを調製することはできません。⑤と⑥で1セットです。
⑦ 「プリズム」と書かれているものあります。
「両眼のチームワーク」がよくない、いわゆる「斜視」とか「斜位」の場合に、必要があれば記入されます。単位は「△: プリズムディオプター」です。
⑧ 「基底」と書かれているものもあります。
乱視の度数と軸の関係と同じで、⑦と⑧はセットです。プリズムには「BASE」もしくは「基底」と呼ばれるものがあり、それをどの方向に向けるかということが記されています。
「IN(BI)」「OUT(BO)」「UP(BU)」「DOWN(BD)」もしくは「内方」「外方」「上方」「下方」、あるいは0~360までの角度で表されます。
※このページは、子供メガネ研究会会員店「メガネの一心堂」のホームページより、転載させていただきました。
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