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超弾性フレームの落とし穴
金属性のフレームの多くは、特にテンプルの部分に弾性素材を用いて、しなやかさや弾力性を出しています。たいていの場合、フィッティング(メガネを顔の形に合わせる作業)には影響のないレベルでの弾力性に収まっているのですが、中には曲者があります。
超弾性フレーム1 超弾性フレーム2
「こんなに曲げても大丈夫」「復元力に優れています」そんな謳い文句で壊れにくさをアピールしているフレームがあります。
では、この類のフレーム、絶対にゆがまないのでしょうか。いえいえ、そんなことはありません。
ちょっとわかりにくいですが、右の画像はフレームを上から見たところです。黒丸で囲ったところ、フレーム前面とテンプルをつなぐ「智」という箇所と、鼻に当たるパッドを保持する「クリングス」という箇所なのですが、フレームの中で、特に変形しやすい場所です。残念ながら、この場所には復元力はありません。ゆがんだらゆがみっぱなしです。そもそも、この箇所に復元力をもたせてしまうと、顔の大きさや鼻の形に合うようにフレームを調整することができませんから、変形ができるようになっているのです。 超弾性でない箇所
つまり、ぶつかりどころが悪かったり、扱いが乱暴だったりすれば、一般のフレームと同じようにゆがんだり壊れる可能性は十分にあるということです。
また、復元力がある箇所は、形を変えても元に戻ってしまいますから、「本当はもう少しテンプルに丸みを与えてあげれば、側頭部を包み込むような感じで、フィット感のよい調整ができるのに」と思っても、それは不可能です。復元力が災いして、かけごごちの悪いフレームになってしまうことが少なくないのです。
一見すると魅力的なフレームですが、安易に飛びつくのではなく、顔の形に合うかどうかをよく確認されてからお求めになるのが賢明かと思います。


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